大企業で築いたキャリアを手放して。46歳、AI×HR領域への挑戦を選んだ理由。


阿部 俊介(あべ しゅんすけ)
プロシェアリングコンサルティング本部 事業戦略部 部長
明治大学卒業後、キヤノンマーケティングジャパン株式会社に新卒入社。量販店向け営業を経て、カメラ事業のマーケティングおよび新規コンシューマー向け製品・サービスの開発に従事。BtoC領域における商品企画から販売戦略、マーケティング、ローンチまでを一貫して担当したのち、2024年には全社横断の新規事業部門の立ち上げに参画し、BizDevおよびCVCの責任者を歴任。 2026年4月、「プロ人材×経営課題解決」を軸とした社会性の高い事業に共感したこと、ならびにPKSHAグループのAI技術との掛け合わせによる将来性に強い可能性を感じサーキュレーションへ参画を決断。現在は事業戦略部 部長として、グループ間連携、全社の事業構造の仕組み創り、アライアンス戦略を管掌している。
70歳、80歳まで働いていきたい、そのためのラストチャンスが今だと思った
ーーこれまでのキャリアについて教えてください!
大学卒業後、約7年間営業を経験し、その後はカメラの商品企画部門で、プロモーションやプロダクト開発、事業企画に約10年間携わりました。スマートフォンの普及によってカメラ市場が大きく変化する中で、コンシューマー領域の新規事業開発組織の責任者を経て、最後の2年間は、全社の新規事業開発とCVCの立ち上げ責任者を務めました。
前職で、多様な経験と挑戦の機会をいただいたことには、本当に感謝しています。一方で、自分自身の今後のキャリアを考えるきっかけになったのが、80歳を目前にしても第一線で働き続けている身近な人達の存在でした。
その姿を見て、私も一定の年齢で仕事を終えるのではなく、70歳、80歳になっても社会と関わり、価値を生み出し続けたいと思うようになりました。
長く働き続けるためには、一つの会社で得た経験だけに頼るのではなく、異なる環境に身を置き、自分の経験やスキルの幅を広げることが必要です。変化の激しい時代だからこそ、まだエネルギーを持って新しい環境に飛び込める今が、大きな挑戦に踏み出すタイミングだと考え、転職を決意しました。
もう一つ、転職を考えるうえで大きかったのが、事業創りに対する時間軸です。新規事業に携わる以上、目の前の成果にとどまらず、将来的に会社の柱となるような事業を生み出したいという思いがありました。
既存事業や組織基盤が強固な企業には、予算や人材、ブランド、顧客基盤など、事業を大きく育てていくための豊富なアセットがあります。一方で、事業が社会や既存領域に与える影響も大きいため、多くの関係者と丁寧に合意形成を重ね、段階的に検証を進めていくことが求められます。それは、規模の大きな企業だからこそ必要となる、責任ある事業開発の進め方だと思います。
前職でも当事者として新規事業に向き合い、多くの挑戦をさせてもらいました。そのうえで、自分自身のこれからのキャリアを考えたとき、次はより変化の大きい事業フェーズに身を置き、仮説検証と意思決定を短いサイクルで繰り返しながら、事業を前に進める経験をしたいと考えるようになりました。
また、より広い領域に責任を持ち、自分自身の判断や働きかけが事業全体に与える影響を、これまで以上に大きくしていきたいという思いもありました。個人としての力を高めるだけでなく、周囲を巻き込みながら、事業や組織の成長を動かせる存在になりたいと考えたからです。
これまで培ってきた経験を生かしながら、変化を捉えて素早く意思決定し、周囲を巻き込みながら事業の成長を加速させていく。その先に、会社の次の柱となる事業をつくりたいという思いが、今回の転職を決めた大きな理由です。

ーー転職活動はどのように進めたのですか?
転職活動を始めた当初から、特定の業界や企業だけに絞っていたわけではありません。エージェントとの面談やさまざまな企業との対話を通じて、自分がこれまで培ってきた経験をどのような環境で生かし、今後どのような挑戦をしていきたいのかを整理していきました。
主に検討していたのは、大手企業における新規事業、コンサルティングファーム、そしてスタートアップ・ベンチャー企業における事業責任者という3つの選択肢です。
それぞれに異なる魅力がありましたが、対話を重ねる中で、私が次のキャリアで実現したいのは、自ら事業をつくり、意思決定と実行を短いサイクルで繰り返しながら、その成長に継続的に向き合うことだと明確になっていきました。また、一人ひとりが担う役割の幅が広く、自分の経験や働きかけを、事業や組織の成長により大きく生かせる環境に身を置きたいという思いも強くなりました。
そうした軸で考えたときに、事業の成長を自ら推進できるスタートアップ・ベンチャー企業の事業責任者という選択肢が、自分の目指すキャリアに最も重なっていました。
事業領域については、CVCに携わる中で、AIが産業や企業活動を大きく変えていく可能性を強く感じていました。これから自分自身が新たな知見を得て成長していくうえでも、AIは深く向き合うべき領域だと考え、転職活動における重要な軸の一つにしていました。
そうして選考を進める中で、エージェントを通じてPKSHAグループと出会ったことが、今回の転職につながるきっかけとなりました。
若手が活躍し続けるサーキュレーションを目指して
ーー入社から約3ヶ月、実際に働いてみて感じていることを率直に教えてください。
まず良い意味で驚いたのは、20代〜30代前半の年次の浅いメンバーがしっかり活躍しているところです。20代でマネジャー、30代で部長として活躍している人が当然のようにいる組織風土はベンチャー企業ならではだなと感じています。
もうひとつは、シンプルにみんな「人がいい」ですよね。今、商談に同行させてもらっているのですが、年次や立場に関わらず、お客さんの困りごとを真摯に解決したいという、ピュアな想いを持った人が多いと感じています。
一方で、想定より「しっかりしすぎている」部分もあると感じました。役割分担が縦割りで管理されていて、ルールやガバナンスもかなりしっかりしている。もっとカオスなスタートアップのような想像をしていたんですが、意外と大企業的な部分もあるなと。「ここまでは私たちの役割、ここからはあちらの役割」と、線引きがはっきりしすぎている分、もう少し横で連携できるといいなと感じています。
そしてプロシェアリング事業自体の難しさですね。コンサルタントが1年目、2年目の段階からでも経営者が感じている経営課題を聞いて、適切な解決策を提案する。そのために求められる知識や引き出しの多さを考えると、本当にすごいことをやっているなと思います。AI導入や採用といったトレンドの相談はもちろんですが、IPO準備の相談まで来ることもある。ギャップというよりは「想定通り難しい」というのが正直な感覚です。

ーー現在、事業戦略部 部長としてどのようなミッションに取り組んでいますか?
一番大きなミッションは、事業ポートフォリオの変革です。既存事業の成長と合わせて、会社として非連続的に成長していくことが必要だと考えています。
その前提で大事にしているのが、組織の「再現性」です。その人だからできるものなのか、それとも他の人でも再現できるものなのか、という点は組織拡大における大きな鍵になってきます。優秀な人はポテンシャルがあってそのまま育っていく一方で、プロシェアリングの難易度に苦労してしまう人も一定数いる。新卒やキャリア入社してくれた人が、しっかり立ち上がる仕組みを作りたいと思っています。例えば、これまで3年かかっていた成長を2年、1年に短縮できれば、早いうちに成功体験を得られて、より前向きに仕事に向き合ってもらえるし、それがお客様へのさらなる支援につながってきます。今は特に新卒層に向けて、成功体験を創りやすい支援を進めているところです。
ーーこうした戦略を実行に移すために、事業戦略部の組織体制にも変化があるとお伺いしました!
はい、今期(2026年8月)からは事業戦略部も3つのチームに分かれています。会社の上流から俯瞰して戦略を作るチームと、それを現場に落とし込んでいく事業推進のチーム、そしてサーキュレーションの強みである外部とのアライアンス連携を強化するチームです。それぞれが担う役割が異なっているので組織体制を変更することにしたのですが、各チームがフロント組織と連携をしながら、最大限お客様の成長に寄り添えるサーキュレーションを目指していきたいと思います。
ーー事業や組織を動かしていく上で、意思決定の軸にしているものはありますか?
一番活きているのは、俯瞰する力だと思います。個別の事象や短期的な話だけでなく、会社としてどう事業を伸ばすべきか、どんな戦略を取るべきかを、「魚の目・鳥の目・虫の目」で捉える視点は、CVCで投資判断をしてきた経験の中で培われたものです。
意外なところで言うと、前職と共通していると感じるのは顧客への向き合い方とチームへのコミット意識です。個人としての目標は達成していても、会社のためにもう少し!となるメンバーは多いです。一見、個人主義的に見える人でも、チームで戦うとなったときの熱量は本物だなと感じます。サーキュレーションのビジョンである「世界中の経験・知見が循環する社会の創造」は、まさに社会課題に立ち向かっているもので、そこの共感するメンバーが集まっているからこそだろうなと思いますね。

ーー「70歳、80歳まで働きたい」という思いからサーキュレーションを選ばれたわけですが、3ヶ月働いてみて、その目標に近づいている実感はありますか? また、この先ご自身はどんなキャリアを歩んでいきたいと考えていますか?
はい、少しずつですが、確実に近づいている実感はあります。サーキュレーションに入社してから、これまでとは異なる事業フェーズや組織環境の中で、意思決定の仕方や事業の動かし方、人の育て方など、新たに学ぶことが非常に多くあります。これまで培ってきた経験を生かすだけでなく、自分自身の視野や能力を広げられていることは、長く働き続けるための土台づくりにつながっていると感じています。
また、プロシェアリングという事業を通じて、さまざまな業界や経営課題に触れられることも大きいです。加えて、AIをはじめとする新しいテクノロジーと事業をどう掛け合わせていくかを考えられる環境は、自分自身の市場価値や可能性を広げるうえでも、非常に意味があると思っています。
今後は、事業戦略という枠にとどまらず、事業や組織の成長に対して、より大きな影響を与えられる人材になりたいと考えています。新しい事業の柱をつくること、人が育つ仕組みをつくること、そして会社の成長を持続的なものにしていくこと。そのすべてに関わっていきたいです。
将来的には、会社や役職に依存するのではなく、どのような環境でも事業や組織を前に進められる力を身につけたいと思っています。70歳、80歳になっても、これまでの経験を次の世代や企業の成長に還元しながら、社会に価値を提供し続ける。そのための第一歩を、今ここで踏み出せていると感じています。
ーー最後に、今まさに転職や業界転換を考えている方へメッセージをお願いします。
今の日本のマーケットを見渡したときに、今後大きく伸びていくと感じているのがAIと、副業・フリーランスを含むHRの領域です。この2つの要素が掛け合わさっているプロダクトや環境は、なかなかない、サーキュレーションならではの強みだと思っています。その最前線でリアルな実践を積みながら成長できる環境は、非常に魅力的だと思いますね。
会社が成長していく可能性が高いということは、そこで働く自分自身の成長可能性も高まるということです。だからこそ、貪欲に成長を求め続ける方を、サーキュレーションでお待ちしています!

経営管理本部 経営プラットフォーム部 部長
金谷 直樹
DXを通じて現場に変革を

プロシェアリングコンサルティング本部 東日本・西日本支部 部長
久良木 太士
世の中に新しい選択肢や価値を生み出す

プロシェアリングコンサルティング本部 首都圏支部 部長
田中 将太
「今、御社が一番困っていることは何ですか?」から始まるプロシェアリング

常務執行役員COO
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スペシャリストが増えていく社会で、変化に強く、変化を創り出せる集団に

エンタープライズ部 部長
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代表取締役副社長
山口 征人
雇用に縛られることのない新しい働く価値観を創りたい

執行役員 HR 兼 広報担当
植田 未優
その人の人生がその人らしく彩られるような仕事とメンバーに本気で向き合う組織創りを

執行役員 マーケティング 兼 FLEXY担当
赤羽 宏之
自分の「壁」を越えさせてくれた体験は「プロシェアリング」だったと気づいた

FLEXY本部 FLEXY1部 部長
田崎 雄大
FLEXYがAI時代でも曲げない、たった一つの原則。
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