「今、御社が一番困っていることは何ですか?」から始まるプロシェアリングの底知れない面白さ


田中 将太(たなか しょうた)
プロシェアリングコンサルティング本部 首都圏支部 部長
東京学芸大学大学院卒業後、大手総合人材サービス企業にて法人営業を5年担当。トップセールスとして活躍しながらマネジメントにも従事。2018年にサーキュレーションへ参画。サービス業界・IT業界領域のマネジャーとして組織拡大を牽引し、プロシェアリングコンサルタントの業務プロセス体系化や全社育成基盤の構築にも寄与。2025年2月より部長に就任し、現在は首都圏支部を管掌。
「今、御社が一番困っていることは何ですか?」から始められるのがプロシェアリング
―サーキュレーションに参画するまでのキャリアを教えてください。
前職では企業・個人の双方を担当する両面型の人材紹介をメインに行いつつ、3年目から自社の新卒採用にも立候補して関わり始めました。4年目はほぼ人事としての業務に従事していましたが、5年目にリーダーとなって半年ほど経ったころ、4年目の仕事と5年目である現在の仕事が、大きく変わっていないことに気づきました。マネジャーの業務も傍らで見ても同様の印象を抱き、2年後にマネジャーに就任しても、今見えている景色と大差ないように思えてしまいました。そこで自身の成長を考えた時に環境を変える必要があると感じて転職を決めました。
その中でサーキュレーショに惹かれたのは、お客様の課題解決における領域の広さと、提案できる打ち手(施策)の多さです。前職の人材紹介では「採用」という打ち手に限定されていましたが、サーキュレーションではあらゆる領域・テーマにおいて本質的な解決ができます。それが自分自身の成長幅を広げ、市場価値の向上につながると確信しました。
また、前職は新卒比率が高く、共通の価値観を持つメンバーが集う素晴らしい環境でしたが、良くも悪くも「居心地が良すぎる」面がありました。その安定した環境に、ある種の物足りなさを覚えたのも事実です。多様な経験を持つ仲間と切磋琢磨し、その中でいいチームを創っていきたいという気持ちが強くなっていたので、当時設立5年・100人規模のサーキュレーションへ飛び込みました。

―田中さんが管掌されている「プロシェアリングコンサルティング」という仕事の面白さを教えてください。
商談でお客様と向き合った際、「今、御社が最も困っていることは何ですか?」という問いからスタートできること。これこそが、他にはない「プロシェアリング」の魅力だと思っています。
一般的なサービスは、どうしても解決策の切り口が決まっています。人材サービスなら採用、営業支援なら営業課題、マーケティングならマーケティング課題といった具合に。対してプロシェアリングは、あらゆる経営領域を網羅できるため、自社商材の都合に縛られない「お客様起点」の課題解決が可能です。この問いからスタートできるサービスは、極めて稀であり、それ自体が仕事の面白さの根幹にあると思っています。
また、この仕事には「奥深さ」もあります。あるスタートアップの中期経営計画書には、「サーキュレーションとの連携」が戦略の一つとして明記されていたこともあります。それぐらい深く入り込めるところが、この仕事の醍醐味だと思っています。
―一方で、扱うテーマが広いからこそ、コンサルタントとしての難しさもあるのではないでしょうか。具体的にどのような点に難しさを感じますか。
はい、テーマの広さがそのまま難易度に直結しています。人事課題であれば人事責任者、営業課題であれば営業責任者と、事業開発なら事業開発の責任者と話すことになりますが、皆さんその領域に長けた方々です。あらゆるテーマにおいて、お客様の課題に耳を傾け、本質を深掘りし、解決策を提案できる状態を常に維持しなければなりません。これは、決して容易なことではありません。
さらに、サーキュレーションでは業界も企業規模も一切限定していません。支援先は大手企業からスタートアップ、製造業からIT企業まで多岐にわたり、コミュニケーションスタイルも意思決定フローも千差万別です。その都度、お客様に合わせて適切に介入し、価値を発揮していく。非常に難易度の高い役割を日々担っていると感じています。
一方で、メンバーともよく話しますが「このプロジェクトは絶対にお客様のためになる」と確信して向き合えるからこそ、お客様もその熱量を感じてくださるのだと思います。特定のプロダクトを販売しなければならないサービスでは、どうしても押し売りのような局面が生じがちですが、私たちはお客様が困っていることに対して、本当に必要だと信じる解決策を提案できる。そこにこのサービスの誠実さがあると思っています。
競合と「一緒に業界を伸ばしたい」と語ることができる業界
―入社当時はプレイヤーから始まり、現在は首都圏と北関東エリアを管掌されています。生成AIの普及も含め、プロシェアリング市場の変化をどのように捉えていますか。
大きな変化として2つあります。
一つ目は「プロ人材活用の一般化」、二つ目は「競合サービスの台頭」です。
受け入れられやすさという点では、コロナが大きな転換点となりました。それまでは「既存事業さえ継続していれば安泰」と考えていた企業でさえ、事業が機能停止するリスクに直面しました。その結果、それまでは外部人材を活用することに抵抗のあった企業も「外部のプロ人材の力を借りるのが当たり前」という発想に転換したのです。この時期を境にサービスへの関心を持ってくださる経営者が一気に増加した感覚があります。
また、同タイミングでの副業解禁の動きも大きかったです。大手企業が副業を認めたことで、プロ人材として活動する個人が増え、企業側も柔軟な働き方を当たり前として受け入れるようになりました。
今はAIの進化で「何が正解か分からない」状況がさらに加速しています。固定的な人的リソースに頼るのではなく外部の知見を柔軟に取り入れながら組織を動かす必要性が、経営者の間でますます高まっています。こうした需要の拡大が、競合サービスの増加にもつながっているのだと考えます。
―確かに、競合は増えているように感じます。その中でサーキュレーションだからこそ出せる価値はどのような部分になってくるでしょうか。
面白いことに、「この市場自体を盛り上げたい」という根本的な想いから3ヶ月に1回ほど競合サービスの方とオープンに情報交換しています。限られたパイを奪い合う市場ではなく、まだまだ拡大余地が大きい市場だという感覚をお互いが持っているから、このような関係が成り立つんだと思っています。
その中でサーキュレーションが大切にしていきたいのは、「総合型であり続ける」ことです。今、競合の中には人事特化・マーケ特化のサービスも増えています。でもサーキュレーションはあくまで総合型というサービスを展開し続けたいと思っています。お客様に最大限寄り添った時、全方位的に課題解決しに行けることが私たちの価値だと思っているので、全テーマを扱えるサービスであり続けたいと考えています。
「サーキュレーションのコンサルタントの要件定義力・提案力はサーキュレーションの強み」とお客様や競合サービスの方に言ってもらえることが多いです。そこは自信を持ちつつ、これからはさらに「お客様の本音を深く聞き出せる力」と「実行に向けた熱量ある伴走力」が求められると思っています。頭の良さ以上に、人間性・愛嬌・覚悟・責任感がより重要になってくると思うので、そういう人に入社してもらえると嬉しいなとも思っています。

「変わっていくことを面白いと感じられる人」と、一緒に前に進みたい
―多様な選択肢がある中、現在の組織を率いる上で大切にしていることについてお伺いさせてください。
もともと組織創りやチームビルディング、メンバーの育成に対する関心が高かったのだと思います。前職でも1年目から「早くOJTを任せてほしい」と周囲に伝えたりしていました。
ただ、サーキュレーションでリーダーからマネジャーを目指す際には葛藤もありました。当社には多様な選択肢があり、マネジメントの道だけじゃなく、他の職種へのジョブチャレンジや、プレイヤーを極めてエキスパートとしてスキルを高めていく道もあります。
あらゆる可能性を検討した上で、一度立ち止まって深く思考する時間を持ちました。現在、リーダーやマネジャーを目指すメンバーから相談を受ける機会もありますが、彼ら彼女らが迷う気持ちはとてもよく分かります。しかし、私は迷うこと自体はポジティブな経験だと捉えています。自分自身がそのような迷い経験をしてきたからこそ、同じような局面に立つメンバーとは常に真剣に向き合いたいと考えています。
―管掌されている首都圏・北関東で活躍している方、あるいはプロシェアリングコンサルタントに向いている方の共通点は何ですか?
AIが急速に普及し、技術を「使うか・使わないか」を自ら判断して意思決定する必要がある時代です。こうした変化に対して、まずは飛び込んでみる。そして変化を楽しみながら自分自身をアップデートしていける人は強いと感じます。その姿勢こそが自身の市場価値や将来の選択肢を広げることにもつながっていくと思っています。
また、「知的好奇心」も重要なポイントです。扱うテーマが広い仕事だからこそ、好みに固執したり、一度持ったイメージを固定化するのではなく、「なぜこうなっているのか」「もっと別の手法はないか」という問いを、あらゆる領域で立てられることが大切です。自走して学び続けることが習慣化している方は、アクションも習得も早く、結果として成長も成果も早いです。
最後にお伝えしたいのは、受け身の姿勢だと難しいということです。自ら動き、うまくいかなければ手法を変えてみる。そのサイクルを主体的に回せる人には、間違いなく成長できる環境があります。今のチームは、メンバーそれぞれが異なる課題を持つ、いわば「発展途上」の組織です。最初から完璧である必要はありません。一緒に課題に向き合いながら一緒に前に進んでいきたいと思っています。
―最後に、転職を考えている方へのメッセージをお願いします。
「今、御社が最も困っていることは何ですか?」という問いから対話を始められるサービスは、世の中にそう多くはありません。お客様の課題に嘘なく向き合い、本当に必要だと思う解決策を提案できる。その誠実さとやりがいが、長く仕事を続けるための原動力になると確信しています。
市場は確実に拡大しています。この仕事が社会から必要とされるこの時代に、一緒に仕事ができる人を待っています!


プロシェアリングコンサルティング本部 首都圏支部 部長 田中 将太
「今、御社が一番困っていることは何ですか?」から始まるプロシェアリング

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