世界中の経験・知見が循環する社会の創造を目指してDXを通じて現場に変革を

KANAYA NAOKI

経営管理本部 DX推進部 部長

金谷 直樹

KANAYA NAOKI

インターネット広告企業や研修事業会社の情報システム部門や開発チームのマネジャーとして、ビジネス/コーポレートのプラットフォーム構築を通じ、企業のデジタル化を推進。2021年5月に株式会社サーキュレーション入社後、経営戦略や事業課題にもとづく会社のデジタル戦略を推進する傍ら、エンジニア組織の組成や文化醸成にも注力し、デジタル経営変革を会社全体で巻き起こすために目下活動中。

システムも組織も失敗から学び続ける

金谷さんのこれまでのキャリアを教えてください!

前職はインターネット広告企業の株式会社アドウェイズに広告基盤のインフラエンジニアとして入社しました。最初はメンバーの一人から始まり、徐々に組織マネジメントへ軸足を移しながらインフラだけでなくプロダクト開発や組織創りに携わりました。

アドウェイズでは事業成長や時代変化に応じた先進技術の投資であったり、新しいミッションを担うチーム創りなど、やりがいある多くの挑戦機会をいただきました。結果として良い形で終えたものもありますが、どの経験も最初から綺麗に成功したものではなく、予想外の出来事や沢山の失敗の先にどうにか収束させていけた、という印象が強いです。特に組織や人に関するマネジメントについては過去に経験もなく、勉強したこともなかったため、失敗が先にあり、同じ失敗を踏みたくないと学び実践する、少し良くなったかなと思うと今度は停滞感が滲みでたり…といったことの繰り返しでした。

システムは生ものだと思ってましたが、組織や人はそれ以上に捉えにくさがあり、とても難しい、でも年齢や経験に関わらずともに刺激し合える強いチームを創りたいと奮闘した8年間でした。

サーキュレーションへの参画を決めた理由を教えてください!

3つあって、1つ目はPHILOSOPHYへの共感です。私の親は70歳を超えた今も自営業でお店を構えており、そういう姿に影響受けてか、私も一生社会と繋がりを持っていたいなと思っています。その考えの中で「新しい働く価値観を創る」というミッションは、自分のこの先の人生のテーマとも重なるところがあるなと感じました。

2つ目は、入社を決める前の役員とのコミュニケーションを通じて、ビジョンを信じ、いかなる時も切磋琢磨しあう姿が想像できました。この人たちと共に人生を賭けて働きたいなと素直に思ったんですよね。サービスがヒットして売上に繋がる醍醐味などは過去の職場でも体験してきましたが、それより先に実現したいビジョンや世界観があり、一人ひとりがプロフェッショナルとしての気概を持って市場を切り拓くという姿勢はサーキュレーションに入る前から強く感じ、自分もその一員になりたいと強く思いました。

3つ目は、良い意味で発展途上だったところです。当時、創業7期目に上場を目指すくらいに成長が著しく、正直整っていないことも多かったように感じています。だからこそ「きっと色々整備できる部分があり、やることに溢れていそう」と自分自身の成長にも繋がると思いました。実際入社してみて、業務プロセスの見直しや営業支援システムの改修など、幅広く業績メイクに貢献できる攻めの領域であったり、情報セキュリティやシステム品質を高める守りの領域、データやAIを活用した業務変革など、やることに溢れておりひとつずつクリアしていくことで、私自身も会社としても日々成長を感じています。

DXを通じて現場に変革を起こす

現在どんなことを管掌されているのでしょうか?

主に社内のDXを進めるべく、会社のIT投資全体の企画・設計・管理を担っています。社員と外部のプロ人材とともに複数のチーム・プロジェクトを構成し、営業プロセスの改善からバックオフィスの業務変革までデジタル化にまつわることを推進しています。また、情報セキュリティやデータプライバシーについても顧客や取引先からの信頼に応えられる仕組みと運用を構築しています。

2024年に創業10周年を迎え、次の10年を見据える中、サーキュレーションにITを新たな強みとして装着させたい、そうすることで会社のビジョンの実現に近づくはずだと確信し、取り組んでいます。そのためにも単にシステムやツールを提供する部署ではなく、しっかり現場装着を支援できるよう、現場の背景課題や業務プロセスをつぶさに理解する姿勢であったり、先進的な取り組みを通じて現場に変革を起こせる組織でありたいと思ってます。

金谷さんが大切にしている価値観などはありますか?

前職の企業理念に「人儲け」という言葉があり、乗り越え甲斐のある仕事を通じて社員に成長できる機会を沢山創り、顧客や社会に価値を発揮していこうという考え方は自分自身の大事な軸足になったと思います。時に苦しい経営状況が重くのし掛かる経営陣やマネジメントたちが、それでも社員の成長を願い喜び続けるという姿勢は当たり前ではないなとキャリアチェンジをした今でも感じています。

また、マネジメントとして人の成長を支えるには、自分自身が成長し続けなければならないという考えは常に大切にしています。上司が部下に成長しろと言って皆が素直にひたむきに成長していく訳がなく、成長したいなと思える理由や、今より変わりたいと思う勇気も必要です。そこを私が経験した過去の話だけで刺激しようとしても時代とともに色褪せて伝わらなくなるので、自らが次々と垣根を超えるところを見せていれば、その後ろ姿で伝わることがあるのかなと思い、そういう人でありたいと思ってます。

この2つはずっと自分の中で大切にしている価値観となっています。

サーキュレーションでどんな人と働きたいですか?

当社事業にはデータやAIによる伸びしろが豊富にあり、非常にチャレンジングな仕事ができると思っています。

一方で、創業から10年走り続けてきた会社であり、社内には硬直して保守性を損なった状態のシステムやガチガチな業務プロセスも少なくありません。変化を生み出すためには、現状をしっかり整理することや、中長期の保守性を高めていく地道な取り組みも欠かせません。

未来志向でありつつ、地続きに変化を生み出し続けられる人と一緒に働きたいと強く思っています!