大切な仲間たちが自信を持って
提案できる事業と組織創り

SASAJIMA ATSUSHI

プロシェアリング本部
プロシェアリングコンサルティング・西日本支部 部長

笹島 敦史

SASAJIMA ATSUSHI

関西学院大学を卒業後、三井住友銀行に入行。法人営業として製造業を中心に融資業務を行う。その後、大手総合人材サービス企業に入社し、製造業に対しての採用を支援。組織風土の変革を目的とした企画部門の立上げメンバーに選抜される。 2015年 サーキュレーションに参画。入社月に当時の最高売上記録を樹立。オープンイノベーションコンサルタントとして活躍した後、初の地方進出となる関西支社の立上げを0から行う。現在は西日本に拠点を置く4支社を管掌。

家族を幸せにできるのは会社、そして社長。
背中を押せる仕事がしたかった

笹島さんは元々銀行に勤めていたとのこと。どんな想いがあったのでしょうか。

新卒で選んだのは銀行員という仕事。社長や会社をお金という手段で後押しできる仕事です。それは、社長を通して社員をはじめ多くの人の家族を幸せにする仕事をしたかったからです。

私の母親は実家で個人塾をやっていて、家に帰ったら「次の問題に行くよー!」と楽しそうに教えている姿を見て育ちました。父親は地方銀行で働いていましたが、愚痴を聞いたことは一度もありませんでした。私は中学生の時にいじめられたこともあったのですが、家族がイキイキと働く姿が与えてくれる安心感やポジティブな気持ちに支えられましたね。
父親と同じように、世の中のほとんどの人は会社に勤めて働いています。楽しく働く人を増やすためには、大きな影響を与える「会社」が良くならなければいけません。
会社が良くなるにはやっぱりお金が大事なんじゃないかと当時の自分は思っていたので、銀行員になったんです。

楽しく働く人を通して家族も幸せにできるという想いが原点だったんですね。

研修期間を終えて東大阪に配属になると、リアルな中小企業の社長様の悩みが見えてきました。東大阪は6,000もの工場が集まる日本有数の「モノづくりの町」です。最高の技術力を持っている社長様たちが、若造の私に色々教えていただいた時に最後に言うのが「うちなんか」という言葉でした。技術や会社に強い想いを持っているのに、中小企業だからと諦めてしまっていた。そしてその後ろでは社員の方が寂しそうな顔をしていました。
私はそれが悔しくて、社長様の夢を叶え社員が誇り高く働ける仕事を増やしたいと思いました。ですが、銀行は過去の決算書を見て融資の判断をするので、未来の相談はなかなかできないのが実情でした。

実際、社長様に何で困ってるのか聞くとお金だけではないと教えていただきました。「笹島くんのように若くて生き生きしてる社員が入ったらできることが増えて、やりがいやエネルギーが生まれて社員が頑張る。本当は若い人が欲しい。」そこで初めて、人が足りていないのだと気付いたのです。

私はこれだ!と思い、すぐに大手人材会社に転職をしました。ところが、実際に人材会社で働いて見えてきた現実は「転職希望者は大企業や都会の企業に入りたい方が多く、社員からも一度の営業で多くの受注が取れる大手の企業担当が人気。誰も地方の中小企業の方を向いてない」ということでした。

人材の流動化が今も進んでいますが、地方にとっては苦しい時代なんです。この仕組みを変えたいと思いました。あんなに熱い想いを持ってるのに、人が足りないからと夢を諦めてしまう社長様の力になれる仕事はないのかともどかしい思いでした。

自分に向き合ってくれた代表と
やりたかったサービスとの出会い

そこでサーキュレーションと出会ったんですね。どんな経緯だったんですか?

実は、代表の久保田と会ったときはニートでした。自分の想いは一貫して「何がなんでも中小企業の社長様の背中を押す仕事がしたい」ということだけで、3社目のベンチャーもすぐに退職してしまって。
見かねた先輩からの紹介で久保田と会うことになったのですが、その時の久保田がすごかったんです。部屋に入った瞬間に開口一番「君は何がしたい人間なんだ」と聞かれました。そこで今までのキャリアの話をしていたんですが、途中で私が不覚にも泣いてしまって。久保田からなんで泣いてるのかと理由を聞かれて「いや、悔しくて」と答えたら、はっきり言っていいかと前置きしてこう言われました。「君はこれまで仕事をやり切ってない。例えば最初の銀行での仕事も、もっと成長していたら倒産する前に救えた企業もあったかもしれない。お前は銀行員としてのスキルを上げないで仕事のせいにして逃げていなかったのか。その後の会社も同じ。そんな奴が悔しいって、悔しがれるほど頑張ったのか。」

かなり手厳しいフィードバックだったんですね。

でも当たっていました。すごく悔しかったと同時に、私が転職するたびに母親に「あなたは逃げているだけだ!」と言われていたことを思い出しました。その一言を出会って20分足らずの人に言われたことが衝撃でした。さらに言われた言葉が重くて。「別に今のままでもいい。でも40歳になったとき、どうなっていると思う?ビジネスパーソンとして、逃げ続ける管理職って必要?そんな人に仕事を任せたいと思うか?」
「お前が30代で歩んでいくべきキャリアは、まずはこの仕事と決めたら逃げないことだと思う」と言われ、この人には勝てない、この人と一緒に働きたいと思ったんです。

その後改めてビジネスモデルを聞いたのですが、まさに自分がやりたかったことでした。何の迷いもなく「一緒に働かせてください!」とその場で握手しました。

笹島さんは関西を含む4拠点を管掌されていますが、こだわっていることはありますか。

マネジメントのこだわりはかなりあります。1つ挙げるとすれば「強み」を徹底的に伸ばすところしょうか。チーム全員で各自の「強み」を自己認知し、それをチームメンバーに発信し「強み」を認め合って伸ばしていくようなチームビルディングを心がけています。もちろんビジネススキルは指導しますが、こういうところが弱いからダメなんだとか、できてないところを伝えるだけの指導はしません。
人間がボールだとしたら、私はまん丸なボールじゃなくていいと思っています。尖っている部分をもっと尖らせようよ、それが社長様と人間としてちゃんとお付き合いできる自分の「強み」=魅力になると伝えています。

私は誰もが自分らしく輝くために必要なのは自信と尊敬、そして謙虚さだと思います。これは地頭に関係なく全員ができることです。
まず、自信については2つあると思っていて「自社に対する自信」と「自分に対する自信」です。社員が惚れ込む自社やサービスを作るのは私も含めた会社の責任です。けれど、もっと大事なのは自分への自信です。スキルや能力といった「機能価値」ではなく、自分が認める自身の性格や内面といった「存在価値」です。自身の「存在価値」への自信を持つことができればその上に会社がどんどん機能価値を高めるためのサポートや環境を創っていきます。
自信がつき、経験も積み上がったら気をつけるのは謙虚さ、つまり驕らないことです。そのために必要なことが「相手への尊敬」で、社長様とお会いする前の圧倒的な事前準備を徹底することだと思っています。私はメンバーに社長様の人生を息遣いまで想像して訪問しようと伝えています。徹底的にお調べすれば社長様や会社に尊敬の念が湧き、自分なんて全然小さいなって思うんですよ。でも自分への自信はあるので目が輝いていて、社長様に人として付き合いたいと思っていただける。

ここまで話すと「誰もが輝く」とか「強みを活かそう」とかって優しそうに聞こえるかもしれませんが、全然甘い組織ではないですよ。「自分がその強みを生かして何を貢献するのか」まで問い続けるのが目的です。メンバーに発信することで、自分の「強み」に対して責任感が生まれるんです。アウトプットを出すためにしている「強み」の可視化ですが、仕事は常にうまくいくものでもないので、自信がなくなりそうなときに立ち返れるポイントを作れるのがいいところですね。

仲間のために、自分を育ててくれた業界のために、
頑張ったことが成果になるやりがい

印象に残っているサーキュレーションでのエピソードはありますか。

関西支社立ち上げ時期からずっと積み上げてきたアライアンスの取り組みを紹介させてください。

今、支社では新規のお客様のほとんどがアライアンス(都市銀行・地方銀行・信用金庫様を中心とする57行の提携先(*2021年4月時点))からのご紹介で出会った企業様です。支社を立ち上げた当初は、自分の地元とはいえ東京のベンチャーで、企業としては繋がりなんて全然ない。想いを持って入ってきてくれた立ち上げメンバーが、やりたい提案ができずに電話営業ばかりする状態にはしたくありませんでした。
私は元銀行員として、サーキュレーションのビジネスは絶対に銀行員の抱える悩みを解決できると確信していたので、アライアンスの締結は悲願でした。代表の久保田と一緒に銀行に訪問に行き、ビジネスモデルの説明に留まらず、現場の行員の気持ちに寄り添いながらご説明していくと、銀行の担当者様が「そうなんです!」と乗り出す瞬間がありました。

今でも鮮明に覚えています。最初にアライアンスを締結いただいた銀行様から、最初の1社をご紹介いただき、最初のご訪問で本部から4名もご同行いただきました。その企業様は卸売業で、卸元と卸先の板挟みになって利益率が減っていく苦しい傾向が続いていたので、新規事業を始める提案をさせていただきました。そこで社長様にすぐ「やろう」と前向きになっていただいたのですが、行員の皆様がものすごく驚かれたんです。お父様から継がれた事業をすごく大事に守られている、とても慎重な社長様だったそうです。
「サーキュレーション、面白いね!自分たちにできることはあるかな?」と聞かれたので、私は「支店長の皆様にお話しする機会をください」とお願いしました。そうやって開いていただいた説明会では、120名の支店長を4ブロックに分けて、私が10分ずつプレゼンを行いました。私自身の元銀行員としての想いや、このビジネスの可能性を10分に詰め込んだつもりです。「もし心に届いた支店長がいらっしゃいましたら明日お電話ください」と言い残し終えたのですが、翌日30名を超える支店長様から電話がかかってきた時は本当に嬉しかったですね。

そこから成功事例も積み上がって、今まで全国57行にアライアンスが拡大していきました。最初は私が、その後は全国の35人のメンバーが想いを引き継いで懸命に駆け回り、プロ人材が全国、そして地方で働く新しい環境を創り上げることができています。
仲間のために、そして全国で頑張っている銀行員や金融機関の方々のために信じてやってきたことです。最後は”想い”を持っているかどうかが、結果につながるのだと思います。

これからどんな人と働きたいですか。

一緒に働くメンバーには、自分の「心」にだけは嘘をつかない人であって欲しいですね。嘘をついた瞬間に元々持っていたエネルギーは消えてしまいます。喜怒哀楽をちゃんと出せることはとても重要です。しんどい時にはそう伝えることで、原因が環境なのか自分の問題なのか、上司も周りも一緒に考えられます。

そしてサーキュレーションにぜひ来て欲しいのは「欲求不満」な人。私もそうでしたが、お客様に提案したいのに商材がない!という人には、プロシェアリングでできることをぜひ知って欲しい。一緒に人生を共に歩みながら、お客様の未来を創る提案を考え抜きましょう!