個の成長とDXを通して会社を牽引したい
TANI KENTA
経営管理本部
経理・財務部 部長
谷 健太
TANI KENTA
大学を卒業後、自動車業界の会社に入社。約13年間エンジニア、設計といった技術者として2社に従事。その後父の会社をバックオフィスから支えたいという思いから税理士の勉強を始め、資格を取得した後会計事務所に転職。税務申告、会社の設立支援などの経験をし、多事業展開をしている会社に転職。経理財務部門のマネジャーとして経理チームを管掌。月次決算、年次決算、IPO準備、監査対応などを経験。2022年にサーキュレーションに入社。2024年8月に現職である経理・財務部 部長に就任。
エンジニアから経理へ。
エンジニアをされていたとお伺いしました。なぜ経理・財務にキャリアチェンジしようと思ったのですか?
大学卒業後に新卒として約13年間、自動車業界でCAE解析技術者、設計者と技術者として働いていました。CAE解析とは、コンピューター上であらゆるシミュレーションを実施し、製品を検証する技術で、私は主に自動車の耐久強度や振動解析を行います。
正直、当時技術者になった明確な理由があったというよりかは、学生時代から数学や物理が好きで自動車も好きなので、「自動車業界で開発関係かな?」みたいな感じで進みました。
その後は同じ自動車業界で設計者も経験した後に経理部門へとキャリアチェンジを決めました。
経理へのキャリアチェンジを決めたきっかけは、自己啓発で簿記の勉強を始めたことです。
もともと理系の勉強が好きだった中で簿記と出会い、ものすごくしっくりきたんです。なぜ理系科目の必修に簿記がないんだろうと思ったくらいです。
加えて、父親の会社に税理士の方が毎月訪問に来ていて、会社=自宅だったのでよく目にしていました。その光景を思い出し、私も税理士の方のようにプロという立場から支援することで親孝行したいなと思い、税理士の勉強を始めたんですよね。これがバックオフィスとしてキャリアチェンジを決意したきっかけです。
ただ、未経験でエンジニアからのキャリアチェンジは難しいと思ったため、ある程度の資格を取得してからキャリアチェンジすべく、税理士の勉強を始めました。エンジニアとして働きながら、税理士の簿記論と財務諸表論の科目合格をした後に、記帳代行や税務申告などを行う会計事務所に転職しました。
そこで、仕訳の記帳や決算などの業務から法人税や消費税をはじめとした税務申告、会社の設立支援など様々な経験をさせていただきました。前職では経理財務部門のマネジャーとして経理チームを管掌。月次決算、年次決算、IPO準備、監査対応などを経験しました。多事業展開している会社でしたので、タレント事務所、育成事業、商品開発、飲食業、小売業など、経理としては大変貴重な経験をさせていただきました。
サーキュレーションへ参画する時の決め手はどのような部分だったのでしょうか?
前職ではIPOの準備を経験しましたが、途中でIPOを断念。上場企業で開示業務を経験し業務の幅を広げたいと考えていましたし、さらに、そもそものキャリアチェンジのきっかけとなった親の会社をバックオフィスのプロとして支援したいという思いから、サーキュレーションの「世界中の経験・知見が循環する社会の創造」というビジョン、プロシェアリングという事業に深く感銘を受けました。この2つが決め手となりサーキュレーションへの入社を決意しました。
個の成長とDXを通して会社を牽引したい
現在の管掌範囲を教えてください
経理、財務、主計といったバックオフィスの中でも経理・財務領域の全体を管掌しています。
経理は正しく請求書を処理してプロ人材や当社が利用しているサービスなどにお支払いをする、正しく決算を締めて外部に開示するといったように正確性が求められます。
当たり前の業務と思われがちですが、ここを怠ると会社として信頼性が低下し事業スピードが鈍化してしまうという大きな責任があります。
できて当たり前という見られ方をする一方で、DXを基本とした業務改善を通して事業貢献ができることが魅力です。
経費精算を例に挙げても、できるだけ当社の社員の時間的な負担を減らし、社員1人1人の主業務に時間を費やせるようにすることも重要なミッションだと思っています。
DXを通して、サーキュレーションのビジョン実現に向けた事業スピードを加速することもできるというのは魅力的です。
そのためには、経理チームの個の成長は不可欠です。それをサポートしていけるような体制を整えることも私の重要な使命だと思っています。
「個の成長とDXを通して会社を支え、牽引していきたい」そう考えています。
失敗しながら共に成長する
サーキュレーションでどんな人と働きたいですか?
サーキュレーションの1つ1つの取り組みに感動し、それを分かち合えるようなメンバーと働きたいです。
当社では、今後も新規事業、法令対応、業務改善など様々な取り組みが発生します。この活動を通して、ときには皆で議論し、インプットやアウトプットを通してメンバー全員でチームとして高め合っていきたいと思っています。
そのためには相互理解をしながら相手へのリスペクトを前提とした上で、考えていることをきちんと議論できるようなチームであり続けたいと思っています。
失敗を拒否すると成長は止まってしまうものだと思います。失敗を恐れずに皆で助け合い、成長できるような組織であり続けるために、人としての温かみをもち、共に本気で仕事に向き合う、正に「チームサーキュレーション」を体現する組織を共に創っていきたいです。