自分に負けなければ、理想は実現できる

KYURAGI FUTOSHI

プロシェアリング本部
プロシェアリングコンサルティング・西日本支部部長

久良木 太士

KYURAGI FUTOSHI

大学卒業後、株式会社インテリジェンス(現:株式会社パーソルキャリア)に入社。人材周り全般のソリューションを提案しトップセールスとして活躍したのちマネジメントや新規事業やサービスの開発等を経験。
その後創業時のサーキュレーションに参画。サービス業界領域のチームの立ち上げに奔走した後、九州支社を0から立ち上げ、中国支社、四国支社と3支社立ち上げ運営を経験。地場銀行とのアライアンス締結などエリア全体の展開に貢献。現在は西日本エリアを管掌。

日本をよくするためには労働環境を根本的に変える必要がある

久良木さんは前職ではどのようなことをされていたのですか?

大学卒業後、株式会社株式会社インテリジェンス(現:株式会社パーソルキャリア)に入社しました。

キャリアのスタートは求人媒体の営業でした。それから人材派遣、人材紹介、アウトソーシング(BPO)や採用管理システムの販売等、人材周り全般のソリューション営業を主に年商数千万円〜年商3兆円の会社まで、採用周りのマルチソリューション提案を幅広く経験させていただき、その後マネジメント(営業部門、管理部門)や新規事業やサービス開発等も経験させていただきました。

この時期にビジネスパーソンとしてのマインドや言語化力、仕組化、多角的思考、習慣化といったビジネススキルの基礎をしっかりと身につけることができたと思います。また何事も目的思考を起点にする習慣を身に付けることができたので、まずゴールを設定することや、明確なイメージを持つこと、即時行動することなど、日々怠らず、「時間は自分のできる最大の投資」だと捉え、どう時間を使うのかを目的思考を起点に考え行動するスタンスが身につくような経験をできたことは今でも力になっています。
合わせて「自分に負けなければ、理想は実現できる」という価値観も創ることができましたね。

なぜサーキュレーションにジョインしようと思ったのでしょうか?

日本は2008年に国内人口のピークを迎えました。人口減少、さらには少子化と高齢化からなる労働力の低下、GDPの減衰から労働環境を根本的に変えないと、今後現状維持すら難しくなると言われており、前職時代に社内向けに色々と提案したのですが、会社の規模が大きかったこともあり、当時の私では、会社は愚か、事業部さえ動かす事ができませんでした。「時間は自分にできる最大の投資」と考えていたので、このままでいいのかと考えていました。
また当時、上司からは「久良木は上を目指す選択肢がある」と言われていましたが、自分の生涯の時間を投資し、この会社で役職を上げていく事が自分のやりたい事なのだろうか、と考えた時に、他の選択肢があるのではないかと感じていました。そのようなタイミングで創業メンバーから「会社を立ち上げるから久良木も一緒にやらないか?」と声をかけてもらい、ビジョンや日本の労働環境を根本的に変えることができるかもしれないビジネスモデルに魅力を感じ、参画をすぐに決めました。

これまでに印象に残っているお客様とのエピソードを教えて下さい。

たくさんありますが、プロシェアリングの可能性を感じた事例を紹介させてください。

福岡の企業様の海外進出のご支援です。
7年間に渡り、海外展開を考えていた企業様ですが、社内で色々と動いてみたものの全く進まず困っていたタイミングで提携金融機関様からの紹介で社長に提案の機会をいただきました。

詳しくお話を伺うと、言語の壁や文化の壁、商品の運送の壁など問題は山積みでした。
そこで、ドバイ在住のプロ人材をご提案させていただき、すぐに取り組もう!となり、中東ドバイへの海外進出のご支援が始まりました。

それから商品輸送の手続き、物流の問題、保管する倉庫の手配、アンテナショップの開設交渉等これまで問題となっていたことがあっという間に解決されていき、どんどん進んでいきました。7年の間、全く実現できなかった海外展開が、たった1年半で実現することができたことで改めてプロシェアリングの可能性を強く感じたご支援でした。
企業様にも非常に喜んで頂き、今後の売上比率を国内、海外の売上を半々まで持っていく戦略を立て大きく飛躍いただいたのは今でも覚えています。

九州支社、中国支社、四国支社を立ち上げたとお伺いしました。支社でのこれまでのエピソードを教えてください!

2017年4月に設立した九州支社では、当時はまだ金融機関との連携の仕組みもなく、Web商談が身近でもなかった時代でした。ですので、東京から電話をかけてアポイントを獲得したら出張ベースで福岡に飛び、商談し契約数を少しずつ増やすということを地道に行い九州での事例を増やしていきました。なんとか支社設立に漕ぎ着けましたが、そこから1年半ほどは業績は低迷しメンタル的にかなりきつかったです。

その後、笹島さん(笹島 敦史:執行役員 プロシェアリングコンサルティング・地方拠点担当)が関西で成功させた銀行様とのアライアンスの仕組みを、九州の金融機関様とも推進し、急速に拡大する事ができました。

また同じタイミングでチームも拡大し、九州支社としての組織を創り直せたので業績も安定し始めました。

2020年には中国支社を立ち上げました。この頃には既に九州支社の業績も安定していて、中国支社の立ち上げもミッションとなり、そこから九州支社長と中国支社長を兼務するようになりました。このタイミングから金融機関の本部連携の仕組み化ができ始めていたので当時のメンバーの早期の立ち上がりもあり中国支社も躍進することができたと思います。

それから2022年には四国支社を立ち上げるという計画があり、高知県を主とする金融機関様との提携が新たにスタートしました。これまでの支社の立ち上げは複数人でしていたのですが、四国支社の立ち上げでは銀行本部折衝、支店訪問、企業訪問、案件対応などを全て一人で行い支社を立ち上げることにチャレンジさせていただきました。
当時、すでにサーキュレーションにとって7つ目の支社立ち上げであり、金融機関様との連携方法の型が出来上がっていたため、毎月20件を超える企業紹介を半年以上安定してご紹介いただきました。そのお陰で四国支社も立ち上げることができ、四国エリアでの展開も実現しました。

たくさんの良い仲間と一緒に世の中に新しい選択肢や価値を生み出す

仕事で大切にされていることを教えてください!

「目的思考」「成果」「ポジティブ」、そして「新しいことへのチャレンジ」を大切にしています。

サーキュレーションの創業が2014年、今から10年前は「プロ人材」は当然「フリーランス」も「経営課題の解決に対し外部人材を活用する概念」もありませんでした。

しかし、アメリカでは労働市場では2014年時点で約36%がフリーランスとして働いており、2030年までにはフリーランスが正社員の割合を超えると言われる程、個の時代が到来する事は誰の目から見ても明白でした。

昨今、日本では少子高齢化の声が大きくなり、コロナを経て、ようやく生産性に焦点が当たり始め「プロ人材」「外部人材の活用」と言うワードを当たり前に聞くようになりました。もちろんこれは私達だけの功績ではありません。時代の流れやタイミング、様々な事象が重なった結果だと思っています。
それでも自分の直感と判断を信じサーキュレーションに参画するチャレンジをしてよかったなと思っています。

これからどんな人とサーキュレーションで働きたいですか?

「目標や自分のビジョンを持っている」「常に情報を仕入れる事を怠らない」「for youの精神を持っている」…など言い出せば色々ありますが、結局One for all, All for oneだと思っていますので、大勢の仲間がいないと大きな変化は起こせない、たくさんの良い仲間と一緒に世の中に新しい選択肢や価値を生み出していきたいと思っていますし、サーキュレーションの掲げるビジョンである「世界中経験知見が循環する社会の創造」はたくさんの仲間にバトンを渡しながら実現したい、そう考えています。

なので、サーキュレーションのビジョンに共感し、変化を起こせるようなビジネスパーソンと一緒に仕事を通して世の中に新しい選択肢を創りたいと思っています。