誰もが自分らしく生き、
ビジョンを目指せる社会を実現するために

YANAGIDA NAOTO

常務執行役員
プロシェアリングコンサルティング・首都圏 兼 FLEXY担当

柳田 直人

YANAGIDA NAOTO

立教大学経済学部を卒業後、IT業界専門のキャリアアドバイザー並びに採用支援コンサルタントとして活躍。エンジニア、デザイナーのキャリア支援やインターネット企業の人材活用コンサルティングを行う。Web/ITの領域に魅力を感じ、2011年に独立、起業し、Webマーケティング、ITエンジニア派遣、コールセンター事業などを立ち上げる。2014年からは自身の会社以外に3社の経営に参画し、パラレルキャリアを実践。エンジニア、デザイナーの労働市場に変革を起こしたいという思いから2017年5月にサーキュレーションに参画し、プロシェアリング本部を管掌。

ビジョンを追いかけられる場所。IT業界の構造を変革し、
エンジニアが適正に評価される世界に

サーキュレーションへの入社までの経緯を教えてください!

大学生時代から漠然と起業したいという気持ちがあり、大学3年の就活時は、就活し企業に就職するか、起業するかを迷いましたね。結局、まずは社会人としての基礎力をつけることを目的に、人材系の企業に就職し、IT領域のキャリアコンサルタントを2年半、その後IT企業を中心とした法人向けの採用支援営業を2年半やりました。
その後、結局起業を果たしたのですが、徐々に、順調な会社の成長と自由になった生活環境とは裏腹に、ある種の物足りなさを感じるようになりました。
創業メンバーの何名かとは前職が同じだったので、そこからずっと交流がありました。私が元々社会課題に直結するビジョンを掲げて事業をやりたいと思っていたこともあり、迷ったときは私が知っている限りで1番ビジョナリーな経営をしていた創業メンバーに相談していました。ある時、FLEXYを立ち上げるという話を聞いたんです。そこで改めてサーキュレーションやFLEXYのビジョンに触れて、よりビジョンを追究したいんだと感じたんです。同じ想いを持っている仲間と共にビジョンに熱中したいと思い、再び会社に入ることを決意しました。

管掌されているFLEXY部にもビジョンを持って臨まれているんですね。

FLEXYでは、企業様にIT・技術領域のプロ人材とのプロジェクトをご提案しています。
2017年に立ち上がったサービスですが、私自身、兼ねてからIT業界の構造が招いてしまっている状況には課題意識を持っていました。

日本には中小企業が約380万社ありますが、その中で収益に直結するIT化ができているのはたった2割なんです。しかもエンジニアは人材不足。
私たちが提供するプロシェアリングが果たす役割は非常に大きいと思っています。
そして同時に、エンジニアが適正な評価と報酬を得られるような形を創っていきたいと思っています。日本のIT業界は多重下受け構造と言われていて、末端のエンジニアは給料が安くて長時間労働になります。エンジニアが疲弊して、もうやりたくないと思うところまで追い詰められる。この構造をなんとか変えたいんです。

やはりIT領域のキャリアアドバイザーをされていたからこそ感じた部分があるのでしょうか。

そうですね。1番はその人らしさを大事にできるような社会にしたいという思いが強いです。IT領域のキャリアアドバイザーをしていたときに実感したのですが、エンジニアの方々って、元々本当に開発の仕事が好きで、この職種を選んだ方が多いんですよ。
でも、業界構造によって大好きだった仕事が辛くなり、その人らしさが潰されてしまう。それを変えたいと思っています。

私はよくメンバーにも「自分らしさを活かすこと」と「自分のビジョンを大切にすること」を伝えています。仕事や組織におけるビジョンはとても大事です。でも一人の人間としては仕事や組織のビジョンだけで生きていくことが正解だとは思ってないんです。一人ひとり、仕事以外でも大事にしたいことがあるはずです。そういうものを無視して頑張っても長続きしません。だから「その人らしさ&その人のビジョン」はどちらも大事にしたいと考えており、そういった組織運営を心がけています。

顧客とプロ人材それぞれとの信頼関係で作り上げた新規事業

印象に残っている支援事例はありますか。

日本でもかなり重厚長大な事業をされている企業様に、エンジニアを2名活用いただいたプロジェクトは印象深いものでした。新規Webサービスを立ち上げたいというご相談でしたが、そのときご推薦したのが、地方在住、フルリモートのサーバーサイドエンジニアの方と、大学生のアプリ甲子園で入賞経験のある当時大学生だった優秀なエンジニアの方だったんです。当時はフルリモートの働き方もほぼない時代でしたが、不安はありませんでした。1人は当時からFLEXYで行っていたコミュニティイベントに参加いただいていたり、もう1人も既に当社で稼働実績があったりと、お人柄やスキルがよくわかっていましたし信頼していたので、この方達であればニーズに答えられるだろうと自信を持ってご提案できました。
企業様の担当者の方もサーキュレーションのビジョンやプロシェアリングには共感していただいていたので、無事、異色のキャリアのエンジニアと新規Webサービスをリリースすることができました。企業様側と、エンジニア側、どちらのこともよく理解することで、前例のないプロジェクトも成功させられた、よい事例だったと思います。

自分らしさとビジョン、両方追い求められる場所で人は輝く

柳田さんの考えるサーキュレーションの魅力を教えてください!

やはり「ワクキラ」というカルチャーだと思います。私は社内の文化醸成を司る全社横断型プロジェクトである「ワクキラ委員会」の委員長を務めていたこともあるので、会社のカルチャーに対しての思いはかなり強く持っています。心の底から何かに対して「こうしたい!」という意欲があるときには、すごくワクワクしていると思います。それが周りから見るとキラキラして見える、そんな状態を「ワクキラ」と呼んでいます。ワクキラしている人がたくさんいることがサーキュレーションの魅力だと思いますし、これからメンバーが増えてもずっとそういう組織でいたいですね。
サーキュレーションのメンバーがより自分らしく、ワクキラして働ける風土を皆で創っていきたいと思っています。

これからどんな組織を創っていきたいですか。

「信頼と尊敬」が溢れる組織を創っていきたいですね。

組織というのは縦の繋がりだけではありません。メンバー全員で支え合い、高め合っていかなければならないので、「自分がここにいていいんだ」って思えるように、強みだけではなく弱みも曝け出して認め合えるような文化醸成が重要です。人は無意識であっても、今までの経験からその人なりのプライドを持っているものだと思うのですが、メンバーには自分や仲間の成長を妨げる「変なプライド」は捨てていこう、とよく伝えています。新しくメンバーがジョインしてくれた時は自己紹介プレゼンを30分くらいチーム全員でとって、相互理解できるような時間づくりを意識しています。

これからも、自分がなんで働いてるのか、何をやりたいのかという「自分らしさ」と、会社のビジョンの両方をうまく接続させて、全員で同じ目標を追いかけて行ける組織を作っていきたいです。自分らしさもビジョンも、諦めなくていい環境で人は1番ワクキラするのだと思います。